【2022年度版】パトリックロジェの完全解説。フランスで最も尊敬される一流ショコラティエの秘密

世界的ショコラティエであり一流スイーツブランド「パトリックロジェ」。
近年は日本のバレンタイン催事でも販売されるようになり、その話題の高さから大人気な商品です。
しかしパトリックロジェは、なぜこれほど人気なのでしょうか?
本記事では、フランス語の情報を参考に、パトリックロジェの価値をより深く理解するために、彼の生い立ちから、経歴や実績、そのチョコレート作りのこだわり、そして母国フランスにある店舗まで、「人気の秘密」を徹底解説していきます。
最後には日本での購入の仕方と、実際に筆者による購入レポートもご紹介します!
目次
パトリックロジェは本国フランスで最も尊敬される世界的ショコラティエ
パトリックロジェ(Patrick Roger)は本国フランスで最も尊敬されるショコラティエです。
その証としてフランスで最も権威ある称号である「MOF」や「レジオンドヌール勲章」を受賞しています。
こうしたパトリックロジェが一流に至るまでの生い立ちや経歴について、フランス語の情報を参考にしながら解説をしていきます。
パトリックロジェを知り尽くし、その価値を感じてください!
1.1 パトリックロジェはアーティストであり彫刻家
日本ではショコラティエとして著名なパトリックロジェ。本国フランスでは実は「彫刻家」としての一面も知られています。そのため本国では「チョコレートアーティスト」とも呼ばれることも。
実際にパトリックロジェは、チョコレートを使用した彫刻から、本格的な金属の彫刻も製作し、展示会もフランスや世界中で開催されています。
日本でも展示会が、六本木の東京ミッドタウン「21_21 DESIGNSIGHTギャラリー」で開催されました。(参考)
1.2 フランスの国家最優秀職人章「MOF」(Meilleur Ouvrier de France)を受賞
パトリックロジェは、フランスでも最も敬意ある賞である「MOF最高賞」を2000年に受賞しました。
「MOF」を聞いたことがある人も、その凄さまでご存じでしょうか?
MOF最高賞を受賞したパトリックロジェの凄さを知るためにMOFについて、まずは説明していきたいと思います。
1.2.1 1924年に設立された国が管理する歴史と権威ある賞
フランスのみならず世界中の多くの職人にとって憧れの称号であるMOF。23歳以上ならば、フランス人以外の誰もがエントリー資格があります。
その歴史は古く1924年に「工芸、商業、サービス、工業、農業分野などの専門的活動を非常に高いレベルに向上するため」に生まれました。
MOFはフランス国民教育省の管轄下にある行政機関労働展示会組織委員会(COET)によって厳格に管理されています。(参考 )
1.2.2 シェフ受賞者はキッチンジャケットに青白赤の襟を付けることができる
なんとなく見たことがあるフランスの国旗模様が入ったキッチンジャケット。実はこれ、単なる飾りではなく、MOFを受賞したシェフのみが付けることが許されているもの。
もし今後日本で、フランス出身のシェフを見かける機会があったら、その襟元にも注目してみてください!(参考)
1.2.3 MOF受賞者の職権は「フランス大統領と同等」
際立って優秀な職人だけが受け取ることができるMOF。その人の職権は「フランス大統領と同じ」となっています。(参考)
1.2.4 MOFの受賞者式典はエリゼ宮殿でフランス大統領によって行われる
MOFの受賞者は、パリのソルボンヌ大学で大規模な評価会議の後に決定されます。その後にメダル授与式が行われ、続いてフランス共和国大統領官邸である「エリゼ宮殿」で式典が行われます。(参考)
1.2.5 MOFの資格審査は4年ごとに開催
MOFは4年に1度開催されます。テストプログラムは2年前に提示され、本場前から競争が始まっていると言えます。「技術面・革新性・伝統性の尊重」の評価基準を、テスト全体で審査員によって評価されます。
また実際の試験では「卓越性・効率・スピード・完璧さ」のレベルの高さも徹底的に確認されるという、非常に厳しいテスト内容です。(参考)
1.2.6 MOFの最高賞受賞者は多くて2〜3名!年によっては受賞ゼロの時も
4年に1度の開催されるMOF。その最高賞は必ず授与される訳ではありません。実際に2015年の最高賞は「ゼロ」。
またパトリックロジェが最高賞を受賞した2000年は、パトリックロジェ1名だけの授与でした(ショコラティエ部門において)。
それほど厳しく狭き門だからこそ、その受賞者にはフランスだけにとどまらず、国境を超えて尊敬される存在となるのです。(参考)
1.3 パトリックロジェの生い立ち
さて、このような素晴らしい経歴を持っているパトリックロジェ。彼の生い立ちや、今の地位に至るまでの経歴を紹介していきます。
1.3.1 1979年7月9日生まれのフランスのルポワレ村の出身
パトリックロジェは1979年7月9日生まれ、フランスのロアールエシェール県にあるル・ポワレという村で生まれました。パトリックロジェが生まれた当時の人口は4000人にも満たない、非常に小さな村でした。(参考)
1.3.2 自然に囲まれた中で育ち美意識を磨いた
パトリックロジェが生まれ育ったルポワレ村は、自然が非常に豊かな場所でした。
そのような豊かな自然の中で幼少期を過ごしたことで、素朴な美意識、植物や生物への意識など、大人になってから発揮するアーティスティックな感性を磨いていきました。
パトリックロジェも幼少期を振り返る際に「いつも庭を食べていた」と言います。
1.3.3 15歳でパン職人見習いを故郷で始める
パトリックロジェの父親が実家でパン屋を営んでいたため、パン屋の息子でした。
学校の勉強では目立つことがない平凡の生徒だったパトリックロジェは、15歳の時に(正確には16歳の誕生日の夜明けに)、ミシェル・ジラールパンというパン職人のもとで、見習いとして修行を積むように両親が勧めました。
勧めに従ったパトリックロジェは、毎日朝2時から始まる仕事を1ヶ月のうち27日〜28日も行う修行を、両親の支えをもらいながら2年間にわたって続けました。
彼の職人としての日々を見ていたパン職人の親方が、パトリックロジェの職人としての才能に気がつきました。
そして18歳になったパトリックロジェを、パリのショコラティエである「ジャンミシェルブーグレイン」の元に、次の修行先として仕向けたのでした。
1.3.4 18歳にフランス・パリでショコラティエとしての才能を開花させ始める
パリでチョコレートの世界に関わり始めたパトリックロジェ。
パリに来てから3年後の1991年の22歳の時に挑戦した地元チョコレートコンクールでは4位。
その翌年の1992年では1位を受賞し、パトリックロジェは、その才能を大きく開花させていきました。
1.3.5 25歳でインターナショナルチョコレートアワード(世界チョコレート品評会)で金賞
そして25歳の時に、世界で最も権威あるチョコレート品評会「インターナショナルチョコレートアワード」で金賞を受賞しました。
その際に出品したのが、今やパトリックロジェの代名詞となっているキャラメルとレモングリーンを組み合わせた「アマゾン」と呼ばれる有名な半球型のチョコレート「Sphères plates」でした。
1.3.6 1997年の28歳でソーにショコラ・ブティックをOPEN
さまざまな賞を収めてきたパトリックロジェは、1997年にソー市の歴史あるウーダン通り47地区に、初めてのブティック店をOPENします。
1.3.7 32歳でフランスの最高労働勲章「MOF」の「最優秀賞」を受賞
フランスの最高労働勲章「MOF」を32歳で受賞したパトリックロジェは、ショコラティエとしてフランスを代表する一流の世界的なショコラティエとして地位と名誉を確立しました。
パトリックロジェが受賞した2000年は、最優秀賞を受賞したのはパトリックロジェ1名だけでした。
日本で有名なショコラティエでは、2003年に「フィリップベル」が2003年に最優秀賞を受賞しています。それほど狭き厳しい門が、このMOFなのです。(参考)
1.3.8 フランス産アーモンドを守るためにアーモンドの保護活動をしている
パトリックロジェの活躍はさらに広げています。2011年にフランス産アーモンドを保護するために地中海沿いの地域に32ヘクタールのアーモンド農園を購入。
2014年にもさらに22ヘクタール分の農園を購入しました。そして、アーモンドは特別な方法で栽培をされています。
パトリックロジェが、フランスでアーモンド畑を購入するのは「フランスのアーモンドは、スペイン産やカリフォルニア産のものよりも品質が優れている」ため、そして彼のお菓子作りで「フランス産のアーモンドが必要だから」とのことです。(参考)
1.3.9 2018年にフランスの国家功労勲章「レジオンドヌール勲章」を受賞
この勲章は、一定の職業に25年以上勤め、「卓越した功績」を出した者に贈られるフランスで最も名誉ある勲章です。パトリックロジェの功績が認められた証と言えます。
(参考:在日フランス大使館)
ちなみに日本人も過去に何名か受賞しています。
映画監督「北野武さん」、建築家の「安藤忠雄さん」、トヨタ自動車社長の「豊田章夫さん」など、角界の名だたる人たちが受賞しています。(参考)
パトリックロジェのチョコレート作りの凄さ:「異次元なアトリエ」と「プロフェッショナルチーム」
次にパトリックロジェの卓越した作品がどのように生まれているのか、どのような場所で生まれているのか。その秘密を探ってみたいと思います。
2.1 創造力をかきたてるデザイン性が非常に高い「異次元なアトリエ」
パトリックロジェの作品が生まれるアトリエは、1号店ブティックのソー市にあります。
内と屋外がつながったような美術館のようなデザイン。「再発明と蘇生の思考力を駆り立てる」ことを目指しています。
内側からも外が見え、内側にいながら外にいるような場。
このような異次元のアトリエで、パトリックロジェの作品が生まれています。
2.2 世界各国から集う卓越した製造チーム「Black Jackets」
パトリックロジェの率いるチームは約30名、世界各国から集まっている少数精鋭チームです。そして自らチームのことを「Black Jackets」と呼んでいます。
Black Jacketsの信条が「チームワーク」「協力」「卓越性」「情熱」「厳格さ」「正確さ」。
「研修よりも高いレベルを目指してトレーニングと発展と前進する場」。
こうしたパトリックロジェの信条を共有したチームが、卓越した作品を生み出しています。
フランスに行った際には立ち寄りたいパトリックロジェの公式店舗
パトリックロジェの凄さがわかり「店舗に行ってみたい」と思ったあなた!
ただ残念ながらパトリックロジェの公式直営店は日本にはなく、フランスとロシアに直営店が存在しています。
それでも、パトリックロジェの店は実際に行ってみる価値ありです。まるでミュージアムのような空間の店舗は、まさにパトリックロジェの世界観が感じられます。
3.1 直営店10店舗の紹介
ここではフランスにある直営店10店をご紹介。
※2022年3月現在の情報。最新情報は公式サイトからご確認ください。
(公式サイト)
3.1.1 ソー市 ウーダン通り店(1号店)
・住所:47 Rue Houdan, 92330 Sceaux, フランス
・営業時間:9:30-13:00/15:30-19:30
・定休日:月曜
・電話:+33147023017
3.2.2 パリ サン・シュルピス広場店
・住所:2-4 Pl. Saint-Sulpice, 75006 Paris, フランス
・営業時間:11:00-13:45/14:30-19:00
・定休日:月曜
・電話:+33961683930
3.2.3 パリ アルシブ通り店
・住所:43 Rue des Archives, 75003 Paris, フランス
・営業時間:11:00-13:45/14:30-19:00
・定休日:月曜
・電話:+33(0) 143 2988 70
3.2.4 パリ サンジェルマン店
・住所:108 Bd Saint-Germain, 75006 Paris, フランス
・営業時間:11:00-19:00
・定休日:なし
・電話:+33143293842
3.2.5 パリ マドレーヌ広場店
・住所:・3 Pl. de la Madeleine, 75008 Paris, フランス
・営業時間:11:00-19:00
・定休日:なし
・電話:+33142652447
3.2.6 パリ フォーブル・サントレーヌ店
・住所:225 Rue du Faubourg Saint-Honoré, 75008 Paris, フランス
・営業時間:11:00-13:45/14:30-19:00
・定休日:日曜日
・電話:+33140540600
3.2.7 パリ パトリックロジェ ビクトル・ユーゴ店
・住所:45 Av. Victor Hugo, 75016 Paris, フランス
・営業時間:11:00-13:45/14:30-19:00
・定休日:日曜
・電話:+33145016671
3.2.8 レンヌ店
・住所:91 Rue de Rennes, 75006 Paris, フランス
・営業時間:11:00-13:45/14:30-19:00
・定休日:月曜日/日曜日
・電話:+33965042239
3.2.9 パリ セーブル通り店
・住所:19 Rue de Sèvres, 75006 Paris, フランス
・営業時間:11:00-13:45/14:30-19:00
・定休日:月曜日/日曜日
・電話:+33140478179
3.2.10 サンジェルマン・アンレー パリ通り店
・住所:2 Rue de Paris, 78100 Saint-Germain-en-Laye, フランス
・営業時間:11:00-13:45/14:30-19:00
・定休日:日曜日
・電話:+33134517285
日本ではバレンタイン催事や公式サイト、非公式通販サイトで購入可能
日本でのパトリックロジェの商品を購入することは出来ます。ここでは次の3つの購入方法をご紹介します。
4.1 パトリックロジェ公式オンラインショップからの購入
1つ目の方法がパトリックロジェの公式オンラインショップからの購入です。
こちらのサイトは日本語にも対応しているので安心して購入することができます。
(公式オンラインショップ)
商品カテゴリーも基本的な定番商品から一通り揃っています。
一部商品は店舗限定商品のものもありましたが、基本的な商品は公式の値段で購入できます。
ただし注意点は「高額な配送料」。
フランスの店舗からの国際配送のため高額になります。
私が住む神奈川県の住所を指定した際は、下記のように配送料だけで「51ユーロ=約6500円」もかかってしまいます。
また、到着までの「配送日数」も非常に長いことにも注意が必要です。
4.2 バレンタイン催事期間での購入
2つ目の購入方法は、百貨店などのバレンタイン催事や、期間限定オンラインショップでの購入です。
こちらは期間限定・数量限定にはなりますが、確実に正規のルーツで購入することができるため安心ですね。ただ、毎年出店している訳ではないため、この点には注意が必要です。
バレンタイン催事で購入できる主な情報をご紹介します
4.2.1 高島屋バレンタイン催事
高島屋は毎年パトリックロジェを販売しています。
2022年はバレンタイン催事限定オンラインショップでの販売。2021年は横浜高島屋の「アムール・デュ・ショコラ」での出店販売の実績があります。
来年度以降はまだ不明ですが、連続しての出店しているため次年度以降も期待できそうです。
気になる方は、各百貨店のバレンタイン催事情報を調べてみてください!
4.2.2 三越伊勢丹のサロンデュショコラ
日本で最大のチョコレートの祭典と言える三越伊勢丹のサロンデュショコラ。
2022年にパトリックロジェの限定商品が販売されていました。
来年も販売されるかは不明ですが、やはり大手の百貨店の催事は来年以降も要チェックです。
4.3 非公式のネット通販での購入
非公式ではありますが、通販などでもパトリックロジェの商品を購入することができます。
注意点としては、「値段が正規よりも高い」「商品管理の信頼性」など、公式に直接購入するのと比べて不安はあります。
その分「手早く・簡単に入手することができる」というメリットもあります。
こちらは各自のご判断で、ご利用ください。
パトリックロジェの商品紹介
パトリックロジェを購入したいと思ったあなた!ただどれを購入したら良いのか分からないという方にオススメの商品をご紹介していきます!
5.1 パトリックロジェと言えばこれ!フランスで絶対的な人気商品「スフィア」
パトリックロジェの代名詞であり、パトリックロジェが世界的品評会で初めて金賞を受賞したのが、「スフィア」という半球状のチョコレート。
フランスでも大絶賛されたスフィアは、「まずパトリックロジェを知りたい!」という方には、ぜひオススメの商品です!
5.2 日本で一番人気「プラリネ」
「プラリネの魔術師」と呼ばれるほど、プラリネを得意とするパトリックロジェ。
日本でも最も人気な商品がキャラメルナッツとアーモンドを使用したこちらの商品です。
日本でもバレンタイン催事の際には、限定商品も販売されることもありますので、バレンタインの時には要チェックしてみてください!
5.2.3 パトリックロジェの自社農園のアーモンドを使った通好みのおすすめ商品
最後にオススメなのが、こちらの商品!パトリックロジェが所有するフランスにあるアーモンド農園で作ったこちらです。
一見他の商品と比べて派手さはないですが、パトリックロジェのアーモンドへのこだわり・思いが詰まったこちらは、通好みの方にオススメです!
パトリックロジェの著者による購入体験レポート
最後に、筆者による実際のパトリックロジェの購入体験レポートをお伝えします!
筆者の場合は、非公式の通販サイトで購入した内容になります。購入を迷われている方は、是非参考にしてみてください。
6.1 Amazon(アマゾン)で購入
筆者はアマゾンから購入しました。筆者が購入した販売業者では、現在(2022年3月8日現在)は在庫切れのため、業者の名前は差し控えますが、販売価格自体は公式サイトよりも高い値段でした。
ただ、公式サイトで購入すると配送費用込みで1万3000円近くはするため、コスト的には大差はありません。
6.2 「プラリネ」は売り切れだっため「スフィア」のみ注文完了
筆者の場合は「スフィアのハーフ」と「プラリネ」の2種類を注文したのですが、プラリネが実際は売り切れだったというとトラブルが。さすが日本で一番人気の商品です。
最終的には「スフィア」のみを注文し、その後2〜3日で到着しました。
筆者がオーダーしたのは2月9日でバレンタイン直前でしたが、2月14日のバレンタイン当日前には届きました。しっかりとしている印象です。この辺りのスピード感は、業者によって変わるかもしれません。
6.3 注文から3日後に「スフィア」が到着!特別感を感じさせる外観はさすが!
実際に届いた商品はこちら!黒いスリーブのカバーがかかったパッケージは、高級感とパトリックロジェの世界観が伝わってくる外観です。
「プレゼントでもらったら嬉しいだろうなあ」と感じました。
スリーブを取ったら鮮やかなエメラルドブルーの蓋。細かいグラデーションが入ったデザイン性の高い箱は、パトリックロジェという特別感を感じさせるのに十分な演出です。
6.4 芸術作品のようなスフィアの見た目はまさにチョコレートアート
いよいよ中身のお目見えです。まず蓋を開けたら、よく写真で見ていたスフィアの実物が!
実物はやっぱり圧巻です。1つ1つが芸術作品のようで、見ているだけでうっとりしてしまいます。
「これを食べるのはもったいない〜!」と思いつつも、勇気を絞って食べてみます。
まずは1つ目。ブルーのものをカットしてみました。
中はガナッシュ状。味は「パッションフルーツ!?」と感じさせる爽やかな風味と濃厚なチョコレートの味わい。贅沢な味わいです。1つ目から大満足です。
続いて2つ目。こちらの中はしっかりとした状態。
1つ目と比べてソリッドなしっかりとした濃いチョコレート感。チョコレートのそのものの味わいを感じさせる、とても美味しい味わいでした。
そして最後!切ってみると溶けたキャラメルのような中身で、これまでの2つともまた違うようです。
味わいも、実際にキャラメルや、おそらくアーモンドを素材にしたものを感じさせる、甘い風味と味わい。
これまでの2つとのギャップに、これはこれで驚き。でも決して甘たるくない上品な味わいでした。
まとめ:特別な存在であるパトリックロジェを知ることで、その価値をより実感できる
いかがでしたでしょうか?
パトリックロジェの生い立ち・経歴、こだわりを知ることで、パトリックロジェの凄さや、他のショコラティエとの違いについて、理解できたと思います!
ぜひ、今後のパトリックロジェをギフト用などで購入する際、友人との話のネタとして、ぜひ今回の内容を活かしてみてください !


カカオロジスト 佐々部 一宏
Kazuhiro Sasabe