カカオロジーの世界

CACAOLOGY誕生のきっかけと、私たちが目指すこと

2021.12.24

はじめまして。2021年に誕生したBean to Barチョコレートブランド「CACAOLOGY(カカオロジー)」です。公式メディア「CACAOLOGIST NOTE(カカオロジストノート)」では、ブランドにまつわる最新情報や、カカオロジーの世界に更にスパイスを添えるさまざまなトピックスをお届けします。まずはブランドディレクターである僕、佐々部の自己紹介とこれから目指す先について。

はじめまして。2021年に誕生したBean to Barチョコレートブランド「CACAOLOGY(カカオロジー)」です。公式メディア「CACAOLOGIST NOTE(カカオロジストノート)」では、ブランドにまつわる最新情報や、カカオロジーの世界に更にスパイスを添えるさまざまなトピックスをお届けします。まずはブランドディレクターである僕、佐々部の自己紹介とこれから目指す先について。

 

Bean to Barとの出会いから始まったCACAOLOGY

カカオロジー誕生のきっかけは、僕とBean to Barとの出会いです。

僕がBean to Barを初めて体験したのは2010年、滞在先のアメリカでした。当時はBean to Barという言葉が日本に広まる前。カカオの個性ごとにチョコレートを楽しむスタイルと、老若男女問わずチョコレートを自由に楽しむ新鮮な光景を現地で目にし、驚きを覚えたのが原点となっています。

Bean to Barとは、カカオ豆の選別・焙煎・摩砕・調合・成形という全ての工程を同じ工房で手掛け、オリジナルな味わいのチョコレートを製造するスタイルのこと。Beanはカカオ豆、Barはチョコレートバーを意味しています。

カカオの産地は、熱帯雨林の奥深くやサバンナ付近など、赤道周辺に集まっています。気候や地質、人々の暮らしが土地ごとに異なるように、カカオもこうした産地ごとの多様性を受けて豊かな個性が育まれます。

カカオ豆の選定から成型まで全ての工程を一貫して手掛ける「Bean to Barチョコレート」は、これら風土の違いが織りなす、多面的な個性をカカオから感じることができます。また、個性を最大限生かすために作り手のこだわりが工夫が施されています。

従来のBean to Barは、カカオそのものを味わうためにシンプルな形に削ぎ落とす方法が王道でした。CACAOLOGYは、これまでの常識にとらわれずカカオの新たな可能性を探求しながら「日本発で、世界で認められる新しいBean to Barのお菓子作り」を目指しています。

 

Bean to Barのその先へ、新しいカカオ体験を探求する

CACAOLOGYのブランド名は、カカオ豆の「CACAO」と「探究」や「〜学」といった研究分野を意味する「LOGY」を組み合わせた造語に由来しています。この名前には、Bean to Barチョコレートの世界において、これまでにない新しい価値を生み出すことへの挑戦や追求──。そのような思いが込められています。

世界中にはさまざまなチョコレートブランドがありますが、既存と同じスタイルのBean to Barを作るだけでは面白くない。今までにないBean to Barのスタイルを作っていきたいと思っています。

CACAOLOGYでは、カカオの個性を最大限に引き出すため真摯に探究する作り手「カカオロジスト」が、奥深いBean to Barの世界をさらに飛躍させたいという思いを胸に、日々探求をし続け、新しいカカオ体験をお届けいたします。

 

カカオをロジカルに捉え、人の“想像力”と技術で表現

カカオをロジカルに捉えて人の想像力と技術で表現することを本質としているCACAOLOGY。私たちの思いを一言で表現するのが「IMAGINE」というブランドコンセプトです。

IMAGINE

カカオの個性の先にある、新たな世界。
私たちは、カカオの新たな形に想いを巡らせました。

世界中で育てられたカカオの、
産地によって変化する多面的な個性。
その先にある形を想像し、想い描く。
私たちカカオロジストは、
カカオの個性を最大限に引き出すため真摯に探究します。

IMAGINE
カカオの個性が人の感性と織りなす、新たな形。
あたりまえが変わる瞬間を、あなたに

 

カカオに秘めるまだ見ぬ世界を、人の力で見い出し、思い描き、表現する。
IMAGINEというコンセプトには、これまでにないカカオの新しい世界を想像し創造する、というブランドの姿勢が込められています。

CACAOLOGYにとって、ブランドコンセプトは最も大切な考え方。商品開発から日々のコミュニケーションまで、ブランドにおける全ての行動や考え方が「IMAGINE」というブランドコンセプトに当てはまっているかどうかの指針となっています。

 

チョコレート×香りのマリアージュが楽しめる
第一弾チョコレートスイーツ「カカオクリュ」

Bean to Barの先を目指した研究を重ね、想像力と技術でカカオの個性と魅力を表現し、約1年の期間を経て開発した第一弾チョコレートスイーツが「カカオクリュ」です。

カカオクリュは、直訳すると「生カカオ」を意味します。もちろん生のカカオではありません。これは、私たちカカオロジストが生チョコとチョコレートプリンのハイブリットである全く新しいスイーツとして考えた造語です。

プリンブランドの開発など経験豊富なシェフ・パティシエの宮根とタッグを組み、プリンとBean to Barチョコレートのハイブリッドな新たなカカオスイーツ「カカオクリュ」をつくるべく、試行錯誤を重ねました。

今回のカカオクリュのテーマは、【カカオの個性×香る副素材の個性】のマリアージュ(融合)。産地の異なる4種類のカカオをそれぞれ自社工房で丁寧に選別・焙煎し、個性と香りを際立たせます。そこへ掛け合わせるのは個性的な香りを持つ4種の副素材。それぞれの素材が口の中で香り立ち、豊かな風味がとろけ広がります。

公式オンラインストアでは、定番の4フレーバーに加え毎月発表する季節限定シーズナルフレーバーや、月替わりの組み合わせがお楽しみいただける定期便も展開してまいります。

次回「CACAOLOGIST NOTE(カカオロジストノート)」では、定番4フレーバーそれぞれの個性と魅力をたっぷりお届けします。どうぞお楽しみに。

 

WRITER
CACAOLOGY代表
カカオロジスト 佐々部 一宏
Kazuhiro Sasabe

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